開成中学校 志望校対策


傾向と対策

算数(60分/85点)

 受験生の偏差値に比べると標準レベルの問題が多いです。 記述形式なので1題1題ていねいに解けるように慣れておきましょう。大問は3、4題です。

開成 グラフ 開成 グラフ

国語(50分/85点)

 記述問題が他校に比べて分量が多いので、個別に対策を立てなければいけません。 長い分量でも要点を正確にまとめて、無駄のない文章がかけるようにしましょう。

理科(40分/70点)

 広い分野で深い知識が問われるので、総合的に勉強しなければなりません。 また、選択問題が多いので、まぎらわしい部分などは確実におさえておきましょう。

社会(40分/70点)

 東京の地理や歴史が出やすいです。 時折変わった問題が出題されますが、基本的な知識と記述力があれば解けるようになっています。 過去問などで形式に慣れておきましょう。

教科別学習法

算数

 中心となって出題される範囲は、場合の数と立体図形、速さと比です。 問題のレベルは標準的な問題が多く、満点を取る人もいるほど合格者平均点が高いです。 それを考慮すると算数ではミスが許されません。 難問を解けるようにすることよりも、標準問題を確実にとることに力を注ぎましょう。

 算数が苦手なお子さんには高得点の戦いになるので、とても難しいでしょう。 他教科での逆転も受験者層的に厳しいものがあります。 手段としては頻出分野である、立体図形と場合の数、平面図形、速さと比、ここの標準問題を徹底的にやりこみましょう。 逆に特殊算はほとんどでないのである程度見切りをつけてしまいましょう。 標準問題を確実にとり、最低限合格者平均点をとることを目標にしましょう。

 算数が得意な受験生には変わった傾向があるわけではないので、特別意識しなければならないことはないでしょう。 しいていえば過去問演習で、時間配分の意識をつけたり、頻出分野に苦手分野がないかなどをチェックしたりしましょう。

国語

 平成13年度に出題形式が変更され、選択問題中心だったものから、記述問題中心となりました。 制限時間は50分と長くないので、100字以上の記述問題などにも慣れておき、時間内にとききるようにしましょう。 開成ならではの特徴として出題傾向が安定しないことがあげられます。 文章の形式や、テーマが変わったり、長文問題の分量や問題数が変わったりしています。 ちなみに他の御三家の麻布と武蔵は、毎年文学的文章1題が出題され、心情の変化や内容を記述させるという点で一貫しています。 ここ最近は、永井龍男・室生犀星・高見順などの文章が出題され、一般的に中学入試の国語で出される問題とは少しジャンルの違う文章で、受験生にとっては慣れ てない文章だったかと思われます。 また、過去の記述問題では「自らの経験に基づいて考えをまとめる」ことが連続で出されたこともありました。 問題形式や出典のジャンルの幅広さから、様々なタイプの問題に取り組み、本番にどんな問題が出ても対応できるようにしておきましょう。

理科

 生物、地学は基本的な選択問題が中心です。 中には小学生では誰も答えられないような問題もありますが、そのような問題は結局差がつかないので気にすることはないでしょう。 しかし、物理、化学の計算はできる人とできない人の差がつきやすいので、得意分野にすればかなり有利になるでしょう。

社会

 地理は東京付近に関する問題がでやすいです。 歴史は江戸以降を中心に出題されます。公民は時事問題が出ることが多いので気をつけましょう。 どちらにしても特に変わったことはありません。

塾別志望校対策

 日能研 
算数

 応用問題に取り組むことが絶対条件です。 わからなくても答えをすぐに見ないで少しの間考えると思考力がつく訓練になります。 同校の対策としては『銀本』の中からランキング上位の項目を中心に選び、記述の練習をしましょう。

国語

 多様な出題形式・出展テーマへの対応が必要なので、『本科教室』の読解問題で解き方の基本を習得した上で、他の問題集も活用して、より多くの文章に触れる機会をもちましょう。 大正、昭和初期の作品についても『本科教室』やテキストで出題された際には、問題の部分以外の原文も読む時間を作ってください。 テーマ別演習では、物語文・論説文にかかわらずバランスよく、そして満遍なく演習しましょう。

理科

 テキストの問題は必ずしも現在の傾向とは合っていません。 カリキュラムテストの問題も難度がどうしても甘くなりやすいので、特に物理・化学分野は『銀本』を利用して開成レベルの問題に取り組むようにしてください。

社会

 歴史上の人物や建造物が写真で出題されることはあまりなく、ほとんどが用語やその説明を求める問題ですが、一応カラー写真のある参考書や資料集には目を通しておき、特に関東地方の地理や江戸の歴史などについては、自分で一問一答の用紙をつくるなどして学習しましょう。

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 サピックス 
算数

 授業の他に余裕があれば『中学の算数』など市販の教材を活用して骨のある問題に挑戦してください。 算数オリンピックの問題などで思考力を養うのもよいでしょう。

国語

 読解は『デイリーサピックス』のBテキストについて、問題演習のあとで全文を読み直し、記述問題は書き直しをするなどして模範解答と自分の答えの違いをはっきりと確認しましょう。 文章タイプが多様なので、テーマを限定せず、Bテキストはすべて演習しましょう。 記述問題対策は、新聞の社説などを題材に、抽象的な話題について自分の意見をまとめるような学習をしましょう。

理科

 テキストにプラスして、他の教材や『銀本』などで他校の過去問を解くなどして演習量を確保してください。

社会

 1分野を学習しているときも知識を維持するために、分野別問題集を活用してください。 記述対策よりかは一問一答形式の問題を中心に学習をすすめてください。

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 四谷大塚 
算数

 四谷大塚のテストは、6年生の学校別判定を除けば、式や考え方を要求するものはありません。 開成に限らず男子上位校はほとんどが記述式です。 対策としては、日々のノートからテストを想定して考え方をまとめるよう心がけてください。 平常の学習は短時間で答えだけを書く問題が中心なので、6年生のコース別指導が始まるまでは、週に何題かのペースでじっくり時間をかけて解く問題を選び、解答に至らなくても考え方をまとめてみるのが重要です。難問よりは、良問を解くように心がけましょう。

国語

 文法事項はテキストレベルが理解できていれば大丈夫です。 やはり問題は記述です。 まずは、誤字や脱字がない正しい文章を書けることが最優先事項です。 文章に書かれた事実をまとめられるようにすることがその次。 そして最後に、そうした事実に対する自分の考えや感情を書けるようになれば、記述問題にグッと対応できるようになるでしょう。

理科

 一問一答形式の問題集代わりとして、週例テストを活用しましょう。 特に物理・化学の計算問題がやや手薄になりがちなので、教材にある問題は全部解いておきましょう。

社会

 まずは弱点分野をなくすことが重要。 また、時事問題にも目を向けましょう。新聞の特集やコラムなどで関東関係の記事も一応チェックしておきましょう。

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志望校合格に向けてのワンポイントチェック

 開成と聞くと最難関校の一つであり、難しい問題ばかりが出ると誤解されますが、実は基本的な問題も多いですです。 受験生のレベルが高いので、それらの問題を落とさないこと、時間内に解ききることが重要です。 また、苦手科目があると得意科目で挽回することはほぼ不可能なので、全科目まんべんなく勉強しましょう。