栄光学園 志望校対策


傾向と対策

算数(50分/70点 ))

作図問題やユニークな論証問題などが出題されることで有名です。 通常の塾のテキスト以外にも、思考力を鍛える訓練が必要です。じっくりと問題に取り組んで、答えを導き出せるタイプが向いています。

栄光 グラフ 栄光 表

国語(50分/70点)

字数制限のない記述問題が中心の設問となっています。 どこまで書けばよいのかお子さん自信で判断する力が求められ、国語が苦手な受験生には厳しい内容となっています。 自由記述が得意なお子さんが有利であるといえます。

理科(40分/50点)

化学・物理は実験・観察について、生物・地学は知識が問われる問題が多いことが特徴です。 設問の半分は知識問題なのでこつこつ積み上げれば対応できるでしょう。

社会(40分/50点)

歴史を中心として、地理や現代社会をからめる問題が出題されます。 記述も比較的標準レベルのものが多く、塾のテキストが定着していれば問題ありません。

教科別学習法

算数

図形を重視した出題が多く、一筋縄では解けないもんだばかりの構成となっています。 どの問題をとってもいかにも男子校のトップ校という印象です。 これだけの良問を毎年そろえることができるのは学校側にすばらしい出題者(教師)がそろっている証拠であるといえます。 近年は思考力を問う問題が中心の構成となっているため、以前のような計算力はあまり必要なくなってきています。 逆にいえば、相当高いレベルの算数能力がないと太刀打ちできないでしょう。

算数が苦手な受験生にはとても厳しい学校といえます。 得点源となる可能性の高い図形や場合の数、条件整理を集中的に学習しておきましょう。 どの分野にしても、応用レベルの問題まで解けるようになる必要があります。 場合の数や規則性などの、ひらめきや発想力がなくても答えを導きやすい分野の問題も得点源になるでしょう。

たとえ公開模試などで高得点を取れているお子さんも、この学校には特別の対策が必要不可欠です。 速さは範囲を考える問題、図形は作図などで高得点を狙いましょう。 論証などは塾のテキストでもほとんど扱うことのない分野なので、算数オリンピックなどの難度が高い問題にチャレンジしていくことが重要です。

国語

これまでは読解問題として説明文1題、物語文1題、漢字書き取り1題の大問3題という構成になっています。 栄光学園の国語の特徴として、字数制限なしの完全自由記述問題が有名ですが、問われている主旨としては「どういうことか」「なぜか」といった事実や理由の説明であることがほとんどです。 文脈を確実に追っていけば、文章中に隠されている答えのヒントとなる表現に行き着くことができます。 文章を読むときのポイントとしては、傍線部まで読んだところで一度問題を見て、理由・内容説明など、どのポイントを聞かれているのかを確認した上で、また文章に戻るという方法が有効です。 ただし、解答用紙を見ると明らかなように、与えられた解答欄スペースが決して大きくありません。 同じ字数制限なしの記述問題が出る武蔵中などとはその対策法も異なります。 解答を枠内に収めないと、点数をもらえない可能性もありますので注意が必要です。 栄光学園を受験するお子さんは、たくさんの要素を端的にまとめる力が求められるので、文章中から解答につながるヒントを見つけ出す → ヒントをまとめる→ 必要に応じて削る、といった流れを定着させるようにしましょう。 また、漢字の読み書きの問題の割合が70点満点中15点と、難関校の中では高い配分になっています。 出題される漢字は6年生までの配当漢字の範囲内なので、字のトメハネを確実に、満点を取ることを必須条件として、日頃から習慣として漢字練習を繰り返すようにしましょう。

理科

観察や実験を中心とした問題が多く、知識が問われる問題はあくまで基本レベルのことばかりで、記述部分が重視されています。 学校で学習する野外活動や実験などもしっかりと理解しておき、動物・昆虫・植物の生態を細かく学習しておくことが重要です。 化学分野の水溶液と物理分野の力学・電流は高度な知識レベルが求められます。

社会

知識問題と記述問題の出題バランスがよく、4教科の中では最も取り組みやすい科目といえるでしょう。 ただし、分野的にとても偏った出題になっているので、弱点分野をつくらないように細かな部分まで知識を蓄積しておき、安定して得点を取れるようにしましょう。

塾別志望校対策

 日能研 
算数

毎年出題されていた計算が平成20年度はなくなりました。 思考力問題に際立った傾向はなく、速さ、平面図形、立体図形、数の性質、場合の数、論証と多岐に渡ります。 その中では特に図形に注意です。 平面図形は相似比・面積比、立体図形は立体切りや展開図を重点的にやりましょう。 算数が苦手な受験生は図形に集中して学習しましょう。

国語

毎年出題されている漢字15題は絶対に取りこぼせません。 字数制限のない記述問題は武蔵・麻布などの過去問などで練習をしましょう。 内容は論説文と物語文なので、対策は難しくないと思います。 通常の問題を解く際に、選択問題でも自分の考えをまず書いてみる習慣が効果的です。

理科

化学では水溶液や物の燃焼、物理ではまめ電球、てこ・てんびん・滑車・輪軸などが頻出しており、地学は正座、生物は植物と人体などのように、ある程度傾向は掴めます。 男子は理科が得意な子が多いので、物理と化学のどちらかに絞って難度の高い問題まで対策しましょう。

社会

特に細かい知識を問う問題はないので、時代ごとの地域のつながりを理解するように心がけましょう。 各世紀ごとに他国との交流や地域の違いを勉強しましょう。

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 サピックス 
算数

テキストはAタイプだけでなく、Bタイプの対策として『デイリーサポート』のEプリントを記述練習が効果的です。 見たことのない問題を初見の設定で解く練習が必要です。 日頃から『中学への算数』などの市販教材でテーマを決めて難度の高い問題に取り組みましょう。

国語

Bテキストの演習は、栄光学園対策の軸である「要素をまとめる練習」には有効です。 字数制限のない問題を見つけて練習を繰り返し、解答の枠内にしっかりと収めることを心がけて学習しましょう。 漢字練習の成果も合否に大きく影響するので、日々トメ・ハネを意識して繰り返し練習しましょう。

理科

まずテキストを全部仕上げ、分野別問題集の生物は必ず学習しましょう。 植物の知識はテキストレベルより少し高い学習をしましょう。 物理分野はパズルのような設定になることがあるので、他の上位校の問題などで対策をたてましょう。

社会

知識に関してはテキストで十分です。 テキストの問題の中で、理由や原因をピックアップして毎回作業するよう心がけて記述対策を取りましょう。

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 四谷大塚 
算数

図形分野は日々の授業内容である程度対策可能です。 しかし、場合の数や条件整理、速さの問題内容はテキストでは対応できません。 他の教材で思考力重視の問題を日常的に取り組み、記述の練習をしましょう。

国語

『予習シリーズ』や週例テスト【Sコースを除く】の記述問題に自由記述はなく、字数制限のある問題がほとんどです。 基本的な解法を『予習シリーズ』で学びつつ過去問などで演習を積み重ねる練習をして、要素でまとめる力を身につけましょう。 また、テストなどの見直しは『復習ナビゲーション』を活用して、苦手な問題や△の答案をどのように○にするかを確認をしましょう。 週例テストは漢字のトメハネを結構シビアに見るので、間違えた問題は重点的に復習しましょう。

理科

テキストに出ていないような事柄に目を向け、生物は植物を中心として各々の違いなどを理解しましょう。 用語を覚えるだけでは歯が立たないので、テキストの実験や観察の結果を見ないで、自分で考える学習が効果的です。

社会

用語を答える問題はテキストレベルの知識で十分なので、週例テストを中心にして弱点をなくすよう心がけましょう。

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志望校合格に向けてのワンポイントチェック

神奈川御三家の雄といっても過言ではないでしょう。 開成や麻布と併願して受験するお子さんが多く、入試レベルは非常に高いといえます。 合格には相応の学力が必要ですが、算数・国語は、知識で対応できるのというよりは、ひらめきや発想力が求められる問題が多いため、塾での成績上位者がすなわち有利という学校ではありません。 必ずしも公開模試で良い点数が取れていなくても、出題傾向をしっかり把握して対策を打っていれば、合格の可能性は高いと考えられます。