青山学院中等部 志望校対策
傾向と対策
算数(50分/120点))平面図形、水そうとグラフ、規則性、場合の数など、出題される問題の傾向は一定しています。 式・考え方を要求されることはありません。 ミス無く確実に解くという意識が強いお子さんに向いています。
物語文だけでなく、説明文や随筆分も出題されています。 記述は制限字数がさまざまで、過去問を中心に練習を繰り返す必要があります。一度で長い記述が書けるタイプ向き です。
理科(45分/80点)物理・化学の分野は難しい問題が多く、知識問題もよく練られた良問です。 幅広い知識を持ったお子さんに向いています。
社会(45分/80点)大問1題だけという特徴的な問題です。 あるテーマを掘り下げて考える問題ですので、新聞の特集記事などを読んでおいて、日ごろからニュースなどに敏感に なっておくことが重要です。
教科別学習法
算数図形の問題が多く出題されるという点でいえば、他の上位中学と同じといえます。 ただし、立体図形の体積・表面積や立体切りなどは塾のテキストなどではほとんど扱われないようなタイプの問題が出 題されています。 規則性や数の性質の中にも複雑な問題があって、算数に自信のあるお子さんでも苦労するでしょう。 その一方で、ほとんど同じともいえる問題が数年間隔で出題されています。 よって、そのような頻出問題を確実に解けるようにしておきましょう。
頻出分野である相似比・面積比は確実に定着させておきましょう。 容積と水位はほぼ標準レベルの問題で構成されています。 規則性は数列と数表といった分かりやすいものから、速さや点の移動などと融合して複雑化されているものまであります 。 点の移動や旅人算も様々な工夫された問題が出題されています。
容積と水位以外の立体図形はやや難度の高い問題になることが多く、平面図形は図形の移動や回転の知識が深く問 われる問題となっています。 特殊算の中では損益算が特に手ごわくなっています。 数の範囲を考える問題や分数の性質などを得意分野として伸ばしておくと有利に働くでしょう。
国語物語文と説明文・随筆文の長文読解2問で構成されています。 かつては記述問題の割合が高かったのに対して、近年は記述問題の出題数は少なくなってきていて、平成20年度1回 目では、小問20問のうち、制限字数20字以上の記述問題はわずか2問のみとなっていて、いずれも制限字数は30字 程度の記述問題でした。 一方で記号選択問題は難しくなってきているといえます。 選択肢の文章が長いというだけではなく、正誤の判断が問われる難度の高い問題が出題されています。 それでも選択肢の中から消去法で正答を見つけ出すという手法は、ふだん塾で習っていることが十分に活かされます。 あとは文章内容をいかに正確に読み解くかが、正答率アップの大きな鍵となります。 出題される文章のうち、物語文は複雑な家庭環境を背景にしたストーリーが取り上げられるなど、状況を把握すること が必ずしも簡単ではないものが数多く出題されています。 また、説明文・随筆文では、言語論など、問題を解く上で、慣れが重要なポイントになるような文章が多く出題されます 。 全体的に文章のテーマが重く複雑であるため、深く読み込める読解力が重要となりますが、問題自体は記号選択問題 なので、あせらず正解を見つけ出す力を養っておくと良いでしょう。合格者平均点は比較的高めとなっています。 解ける問題から確実に得点していくというテクニックを、普段の塾のテストや過去問演習を通して身につけておくことが大 切です。 塾のテキスト以外でも、日ごろから複雑な人間関係を題材にした文章に多く触れておいて、登場人物の心情の変化を 読み取ることに慣れておきましょう。
理科物理・化学・生物・地学の大問4題がほぼ毎年出題されています。 生物分野全般は標準レベルの問題です。 やや難度の高い問題としては、物理分野の光の性質、地学の天体、大地の変化と気象などです。 数年おきに同じような傾向の問題が出題されています。 古い過去問まで抜け目なくこなしておくことが重要です。
社会長文記述を主体とする問題形式で、多くのの知識問題を課す他の学校の入試形式とは異なります。 通常の塾のテキストではほとんど対策にならないと考えておいたほうが無難でしょう。 まずは過去問を一通り解いてみて、苦手分野を克服することに努めましょう。
塾別志望校対策
日能研算数
カリキュラムテストの共通問題はたとえ正答率が低い問題でも、同校のレベルを考えれば解き直して復習するべきでしょ う。 テキストから出てくる図形問題はほとんどが典型的なものなので、立体図形に関しては練成問題より難しい問題に触れ ておくことが重要です。
国語カリキュラムテストやセンター模試の復習は完璧にしたいので、全体正答率の高い問題にも関わらず間違えてしまった 問題の見直しをすることによって、自分の誤答パターンを一通りさらっておくことが重要です。 『本科教室』『栄光への道』では、選択肢の選び方をよく見直すことで問題形式に慣れましょう。 余裕があるなら、過去問に出題された文章の原文の前後を読むだけでも、テーマの理解を深めることができるのでオス スメです。
理科物理・化学の計算問題はテキストレベルまでは確実に解けるようにし、しっかりと応用問題にも手をつけましょう。 地学分野は大陸プレートと地震の仕組みや地層、気象と大気の変動など、手薄になりがちな問題にもしっかりと取り組 みましょう。
社会記述対策として市販されている『社会記述対策問題』に取り組むことをオススメします。 あらかじめ塾の先生などにテーマを決めてもらい、記述の練習をしておきましょう。
サピックス
算数
『デイリーサピックス』はDプリントまでできれば心配いりません。 海城が第一志望なら、あまり何度の高い問題まで手を出す必要はないからです。 ただし、年度により急激に難化する年もあるので、それに備えて難問にまで手をだすか、他教科をさらに強化するかは 実力を考慮して判断しましょう。 答えだけを要求する形式の上に、設問数が少なく、1問あたりの配点が高くなっています。 基本問題のミスは致命的なので、正確性を最優先にして勉強しましょう。
国語制限字数の長い記述問題はだされないので、Aテキストの演習が大切になります。 文章の長い選択肢が出題されるので、マンスリーなどのテストでも同様の記号選択問題を最優先に見直しをしましょう。 Bテキストの中で、複雑な人間関係などがテーマになっている文章をやる際は、繰り返し読むなど内容を確実に理解す ることが重要です。
理科物理・化学分野は難解な計算問題出題されます。 あまりに無理な問題は捨てて、地学や生物などの知識を正確にしましょう。 合格者平均点も50%強で推移しているので、基礎知識が十分あれば遅れをとることはないでしょう。
社会非常に特色ある問題です。麻布・武蔵以上の記述問題が毎年出題されています。資料を分析しながら、自分の知識 を使って考える問題です。問われている内容はそれほど難しい問題ではなくある程度は文章にまとめることができるでし ょう。また前年の『重大ニュース』から出題される可能性も高いので、必ず触れておきましょう。
四谷大塚
算数
難度としてはcコースレベルまでで十分です。出題形式も週例テストと同様の、答えのみの客観式です。算数が得意な ら場合の数や条件整理、立体図形などは難問まで触れておきましょう。苦手なら、頻出の分野に関しては標準レベル まで解ける実力をつけておきましょう。合格者平均が高くなっているだけに、算数で差をつけられると他教科での逆転は 厳しいでしょう。
国語オーソドックスな出題形式で、高得点が必要であるという点では『予習シリーズ』や週例テストの問題演習がそのまま活 きます。 『四科のまとめ』の演習を徹底して、慣用句などの基本問題での取りこぼしがないように気をつけましょう。 記号選択問題の対策としては、テストの見直しで選択肢が間違っている理由を確かめて、消去法をしっかりと身につけ ることが重要です。
理科非典型的な出題の多い地学分野の知識は、『予習シリーズ』だけでは足りません。 特に大気の循環や惑星の動きなどは数年おきに出題されています。参考書や資料で補強しておきましょう。
社会知識よりは記述対策に力を入れてください。 時事対策としては、話題となっている社会問題について書かれた新聞を読んで、自分の考えをまとめ、塾の先生などに 添削してもらいましょう。
志望校合格に向けてのワンポイントチェック
自由な校風が特徴的で毎年人気の高い中学校です。 2次試験は御三家を第一志望としているお子さんが大勢受けるため、非常に難度が上がります。 海城は2次試験があるから2月1日は別の上位校を受験してみようという考えで受験に臨むと、全滅の可能性すらある ので、注意が必要です。 できる限り1次試験で受験して合格を勝ち取ることをおすすめします。 4教科のうち、算数以外はいずれも記述問題中心の構成となっています。 とくに社会は他の学校には見られない形式なので、特別な対策が必要とされます。


