中学受験・理科
理科とは、『テレビゲーム』のようなものです。
『この問題は、この解き方』といったように、答えの求め方が決まっている算数的分野があれば、
『暗記がすべて』というような、社会に近い分野もあり、
さらには『暗記した知識で式を導き出して、答えを出す』というような、複合的な分野まであります。
まさに、知識や経験値を貯めながらレベルを上げ進めていく、『テレビゲーム』のようなものです。
もし、中学受験勉強をしていて、理科が苦手なお子さまがいらっしゃったら、
『テレビゲーム』のような遊び感覚で覚えていくと、意外と『苦手意識』の克服は簡単に出来るかもしれません。
中学受験の理科のポイントは大きく分けて4つあります
(1) 100%の理解
(2) 暗記のコツ
(3) ノートのとり方
(4) 復習のやり方
多くのお子さま、お母さまは、中学受験の塾に行っていても、
成績が伸びないということに悩んでらっしゃるのではないでしょうか?
まずは、理科が伸び悩む原因を、『(1)100%の理解』から説明します。
塾の理科の授業は、決められた時間の中で、一定のペースで進められます。
集団という形態で授業を進めているので、当然のことです。
しかし、生徒さんの理解力、理解のスピードは個人個人まったく異なります。
理解力・理解のスピードの個人差があるのに、同じ時間・同じペースで授業が行われて、
すべてのお子さまが同じように『100%理解する』というレベルまで到達するということは現実的には不可能です。
しかし、塾では『100%の理解』に到達できないからといって、
そのまま放置しておいて良いというわけではありません。
当たり前のことをいうようですが、理科が伸び悩んでいるお子さまの一番の原因は、
『100%理解』せずに、うろ覚えのまま新しい分野に入り、
その新しい分野でもうろ覚えのまま、また次の分野に入って・・・
消化不良のまま授業だけどんどん進んでいくという悪循環に陥ることです。
この悪循環を断ち切るためには『100%理解させてあげること』しかありません。
そのための方法は、単純に、お子さまが『100%の理解』に到達するまで、
毎回丁寧に、お子さんの理解力・理解のスピードに合わせて教えてあげること以外にはありません。
塾に行っていることに満足して、理解したつもりで帰ってくるだけでは、まったく意味がないのです。
次は『(2)暗記のコツ』です。
理科では、知識量が勝負の分かれ目となるような分野があります。
植物や生物、地学といった分野がその代表的なものです。
覚えていれば点数に直結しますが、その反面、
覚えていなければいくら頭を悩ませたところで答えにはたどり着きません。
しばしば、『理数系』という言われ方で、理科と算数はまとめられがちですが、
この知識問題があるかないかで、理科と算数には大きな差があります。
算数は得意だけれども、理科は苦手なお子さまが多くいらっしゃるのは、このためです。
では、知識量が勝負の分かれ目となるような分野に対応するためには、
どのような対策が有効なのでしょうか。
答えは明確で、とにかく『暗記のコツ』を習得させてあげることです。
社会と同じように、暗記科目(理科では暗記分野)には必ず、暗記の仕方があります。
ただただ、ぼーっとノートを眺めていただけで、
複雑な人体の器官の名称を覚えられるはずがありません。
短い時間で効率よく覚えるためには、五感をフルに使って覚えるという方法が有効です。
その具体的な方法はここでは書ききれませんが、
その方法を知らずに、1年間理科の勉強をしたお子さまと、
毎日五感をフルに使いながら理科の勉強を1年間続けたお子さまとでは、
雲泥の差が生まれてしまうのは、火を見るより明らかです。
理科が伸び悩んでいるお子さまには、まずは『暗記のコツ』を習得させてあげることが重要です。
次は『(3)ノートのとり方』です。
成績が伸びているお子さまと、伸び悩んでいるお子さまとでは、ノートのとり方がまったく違います。
それは、ノートの字が綺麗であるとか、先生の言ったことを一言も逃さずメモしているということではありません。
大切なのは、要点を簡潔にまとめて、後で見直したときに分かりやすく書いてあることです。
小学生のお子さまには、このノートのとり方が非常に難しいのです。
当然、塾ではノートのとり方までの指導はありませんし、学校の授業で習うようなノートのとり方では、対応できません。
しかし、勉強は何より復習が大切です。
復習するときは、必ず、授業で習ったことを、ノートを見て確認します。
そのノートが見にくく、分かりにくいものだったら、復習する気すらなくなってしまいます。
ノートがいかに重要か、ご理解いただけますでしょうか。
最後に『(4)復習のやり方』です。
(3)の中にも書いたとおり、勉強は何より、『復習が大切』です。
しかし、『復習が大切』ということを初めて聞いたというお母さま、お父さまはいないと思います。
また、『復習が大切』ということを疑っているお母さま、お父さまもいないと思います。
では、復習を完璧にできていると自信を持って言えるお母さま、お父さまはどれくらいいるでしょうか。
おそらく、ほとんどいらっしゃらないのではないかと思います。
要するに、『復習が大切』ということは分かっていても、『復習のやり方』が分からない、ということなのです。
それは、スタディリフォームが長年、中学受験生のお子さまをお抱えのお母さま、
お父さまのご相談に乗らせていただいて感じていることであって、
とにかく、お子さまに合った『復習のやり方』が見つからずに悩んでらっしゃる方は非常に多いという印象を受けます。
お子さまに合った『復習のやり方』、これがポイントで、
お子さま一人一人、通っている塾が違えば、習い事をやっている子もいる、
起きる時間が違えば、寝る時間も違うわけで、
『復習のやり方』、別の言い方をすれば『日々の時間の使い方』はお子さまそれぞれ、みんな違うわけです。
考えてみれば、当然のことで、塾の他にサッカーをやっていて週2日間練習がある子と、
習い事は塾だけという子では、『日々の時間の使い方』が同じはずがありません。
では、塾で『復習のやり方』まで、細かくフォローしてくれていますか?
残念ながら、集団という形態である塾では、お子さま一人一人に合わせた、
『復習のやり方』まで考えることはできません。塾の限界といっても良いかもしれません。
かといって、塾が悪いというわけではまったくなく、塾には塾の役割があります。
しっかりとしたカリキュラムに沿って、刺激的な授業が行われることは、
中学受験を成功させるための、とても有効な手段です。
ただし、現実を考えると、塾だけでは不十分だといわざるを得ないということも言えます。
中学受験の理科の成績を上げるためには、塾で習ったことを定着させるための、
しっかりとした『復習のやり方』を考えてあげる必要があるのです。
以上、
(1) 100%の理解
(2) 暗記のコツ
(3) ノートのとり方
(4) 復習のやり方
の4つのポイントを押さえて、勉強を進められれば、確実に理科の成績はアップするはずです。



