将来の夢  -サッカー日本代表/本田圭佑-

2010年6月14日に行われた、FIFAワールドカップ南アフリカ大会、グループE第1節で日本が強豪のカメルーンを1対0で撃破しました。
個人の力では負けていても、チーム力で勝ち取った素晴らしい勝利だったと思います。

さて、その中で日本唯一の得点を決めたのがロシアリーグCSKAモスクワで活躍する本田圭佑選手です。
本田選手は試合前から「点を取る」と明言していたので、「有言実行」という形になりました。
そんな本田選手が小学生のときに書いた作文というものを見つけましたので、紹介したいと思います。

『将来の夢』
   
本田圭佑


ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには世界一練習しないとダメだ。
だから今ガンバッている。今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして世界一になったら大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になってぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り世界中の人がこのぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。

一方世界中のみんなが注目し世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。この得点も兄と力を合わせ世界の強ごうをうまくかわしいいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。

 

本田選手が小学生のときから「具体的な目標」「目標達成のためのプロセス」、そして「成功した自分の姿」を考え、行動していたことがよく表れている文章だと思います。
だから本田選手は今のように素晴らしい活躍をし、今回のワールドカップで夢までもう少しで手の届く場所までたどり着いたのでしょう。

ただし、これは本田選手個人の力だけではありません。
本文にも出てくるお兄さんや親御さんの影響やサポート、動機付けの賜物でしょう。
だから「親孝行」という形で、周りへの感謝が本文中にも表れているのだと思います。

ところで、これはスポーツだけでなく勉強にも当てはまります。
特に中学受験においては志望校という目標をしっかり決め、今やるべきことを明確にして、成功する自分を想像しながら頑張っているお子さんと、そうでないお子さんとでは同じ才能があったとしても、結果は大きく変わってきます。


・・・とはいえ、あくまでお子さんは小学生です。


小学生個人の力で目標を決め、やるべきことを首尾よくこなすことは困難です。
また小学生は大人ほど上手に未来のことを予測したり、想像したりすることもできません。

塾では1クラス10人から30人いますし、学校でもそうです。
一人の先生が10人以上のお子さんの性格や能力を完全に把握することは難しいというのが実情です。
性格や能力を把握できなければ、お子さん一人一人に合わせた適切な働きがけは出来ません。

ですからお子さんのことを一番知っているお母さんがお子さんの目標を決める手助けをしてあげてください。
お子さんと一緒になって、目標達成までの作戦を考えてあげてください。
お子さんの将来像をお子さんの視点まで下りていって、わかりやすく想像させてあげてください。


お子さんの将来に大きな影響を及ぼすのは塾や学校ではありません、親だけです。