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SAPIX(サピックス)の評価・評判

SAPIX(サピックス)の総合評価

「御三家を目指すならSAPIX」といわれるほど、
数ある中学受験塾の中でもトップの実績を出している塾です。
(開成189名、麻布144名、武蔵48名 2010年度合格実績)

元々はTAPという塾から独立した先生たちが立ち上げた塾で、
日能研や四谷大塚と比べると後発の塾といえます。

比較的「面倒見の良い」塾だとは思いますが、
基本的には男子御三家中のための塾だと思ってください。

なぜなら中・下位コースでがんばっているお子さまたちにとって、
SAPIXのテキストのレベルは難しすぎます。

たしかに算数などに関しては、
上位コースと中・下位コースでテキストのレベルは分けられているのですが、
あきらかに下位コース向けのテキストは作りが甘いです。
もっと細かなレベル分けを望みたいところです。

また、中位・下位コースのお子さまであるならば、
志望校対策などは各家庭にて独自に取り組まなくてはなりません。
なぜならば、SSでは、たとえコース名にさまざまな学校名が付けられていても、
使われている教材は「難関中受験者用」テキストと言われる、
共通テキストである場合が多いのです。

志望校対策のためのオリジナルテキストが準備されているのは、早実・慶應系までです。
それ以下の学校を志望するのであれば、SAPIXに「お任せ」ではいけません。

良い評判&悪い評判

≪ 良い評判 ≫
1、テキストの量・質が高い
SAPIXのテキストは単元ごとの冊子形式になっていて、新しい単元に入るたびにテキストが配布されます。
例えば、算数では・デイリーサピックス・デイリーサポート・基礎トレというテキスト構成になっています。
基礎トレは名前の通りの基礎力トレーニングで、計算と一行問題レベルの問題が詰まったテキストです。
デイリーサピックスとデイリーサポートには、さまざまなレベルの問題と、良質な類題が数多く詰まっています。
単元ごとに徹底的にやり込める仕組みになっているわけです。
※しかもSAPIXでは毎年テキストを改訂し、更なる質の向上を図っています。

2、徹底した復習主義
SAPIXでは授業ごとにテキストが配布されるので、予習が出来ません。
必然的にきちんと復習をやらざるをえないわけです。
また、デイリーサポートは両面刷りになっていて、両面とも同じ問題がプリントされています。
これは授業中は表面を使い問題を解き、家で復習をするときは裏面を使えるようにしているからです。
このようにSAPIXはテキストや塾の仕組みが復習にフォーカスされているので、限られた時間とエネルギーを効率的に使うことが出来ます。

3、少人数クラス
SAPIXでは1クラス15人程度の少人数に抑え、クラス数を多くしています。
(クラスは下位からA・B・C・・・とアルファベット順、 最上位クラスはα1・α2・・・の順)
これによって、クラス内の実力がある程度均等化できるので、授業効率があがります。
また、クラスはマンスリーテスト(確認テスト)や組分けテスト(実力テスト)で変動するので、厳しい競争の中で力がついていきます。
※ただしマンスリーはクラスの昇降数に制限有り。組分けは無制限。


≪ 悪い評判 ≫
1、テキストをこなすのが大変
上記の通りよく出来たテキストなのですが、やはりボリュームが大きく、難易度が高い問題もあるので、やみくもに全部をこなそうと思うとお子さんに負担がかかってしまいます。
SAPIXのテキストを使いこなすためには、時間の使い方や問題に優先順位をつけることが必要となります。

2、親の負担が大きい
「テキストや時間の使い方の工夫をしながら復習する」といってもお子さんは小学生です。
首尾よく全てを一人でこなすのはまず難しいはずです。
また、SAPIXのテキストは必ずしも解答解説が丁寧とは限りません。
どうしてもお母さんの協力が必要不可欠なのです。

3、クラス分けに一喜一憂してしまう
クラス分けやテストを頻繁に行うのも復習主義の一環です。
本来の趣旨は「結果や弱点と常に向き合い、勉強のやり方を工夫してもらう」ということです。
ところが、どうしてもテストの結果に一喜一憂してしまいがちです。
それによってモチベーションが安定しなかったり、テストに向けた勉強を始めやり方が非効率になってしまったりします。
ここにもお母さんの強い意志が必要となってきます。
SAPIXは素晴らしい仕組みや考えがあるのですが、どうしてもお母さんの協力が前提となっています。