中学受験本番に向け、併願シュミレーションを行いましょう

中学受験では一月受験の学校を含め、複数の学校を受験することができ、加えて同じ学校でも試験が複数回あることも多いため、多くの選択肢の中から受験校を選ぶことが可能です。

とはいえ、基本的には2/1から2/3までの間に試験日が設定されることがほとんどですから、志望校の試験日程が重複してしまうことはよくあります。

また、複数回受験できるからといって、お子さんの実力からあまりにも乖離した志望校ばかり受けさせると、どの学校にも引っかからないという事態に陥ってしまい、小学生のお子さんにとっては辛い受験になりかねません。

ですから、事前に「併願シュミレーション」を行い、適切な併願校の組み合わせを考えた上で、中学受験本番に臨むことが重要となってきます。

併願シュミレーションのポイントは以下の三点です。

1、レベル別に志望校を色分けする
2、志望校の受験スケジュール・受験パターンを考える
3、受験パターン別に費用を計算する


まずは気になっている学校を、すべて書き出しましょう。
そしてそれらの学校を現在の偏差値を基準に、レベルの高い「チャレンジ校」、適切なレベルの「本命校」、ゆとりのある「有望校」とレベル別に色分けし、絞り込んでいきましょう。

この際、チャレンジ校ばかりに志望校が偏っている場合は志望校の見直しを図りましょう。

中学受験をする意義の一つとして"早い段階で成功体験を味あわせること"が挙げられます。
「第一志望はダメだったけど、第二志望に受かった」というように成功も失敗も両方味わえるのなら、「中学から頑張ろう」というモチベーションにつながりますが、「どの学校も受からなかった」というように失敗しか経験できない場合、お子さんの精神的ダメージは大人が思う以上に厳しいものとなります。

中学受験のスケジュール・受験パターンを考える

次に受験スケジュールを考えましょう。

1、試験日別に学校を割り振り
模試を受ける際に、受験日に学校名が記載させた偏差値表をもらうと思いますので、これを利用し、レベル別に色分けした志望校をさらに試験日別に割り振っていきます。
ここで、重複してしまう学校が出てしまう場合は、再度志望校を考え直しましょう。
また、受験する順番というものも大事になります。
例えば、同じ学校で受験日が複数ある場合、最初の日程で受けさせるか、次の日程で受けさせるかは
お子さんの体力や全体の倍率、そして仮に駄目だった場合の精神的ダメージを考えた上で決定しなければなりません。

2、出願開始日・出願締切日のチェック
実は願書を「持参」しか受け付けない中学は結構あります。
こういう場合、事前に締切日と受付締切の時間を把握し、スケジュールを調整しておかないと、提出が間に合わないということになりかねません。
かならず「郵送」か「持参」かを確認しておきましょう。
また、「郵送」の場合、締切は「消印有効」なのか「必着」なのかもチェックしておきましょう。
ちなみに通常、願書提出については銀行や郵便局からの受験料振込受領書を願書に貼って出願することになります。
出来れば一気に手続きを済ませておきたいところだと思いますので、すべての志望校が出願開始となる時期にまとめて手続きを行えばスムーズです。

3、合格発表日の確認
最近は、インターネットでの発表が一般的ですが、学校の掲示板発表の中学もあります。
A中の合否を確認してから、B中の出願を決めるケースがあると思いますから、合格発表日と発表の時間については必ず確認しておきましょう。
当日に発表を確認して、受験料の振込みを終え、出願するとなるとかなりバタバタしてしまいますので、事前に効率の良い動きや家族の協力体制を考えておくと良いと思います。

4、予納の締切日
合格が決まっても、入学金などを納めないと入学手続きを受け付けてくれません。
とはいえ中学校側も他校の受験に配慮し、入学金の一部を予納することで、入学手続きを受付ける学校があります。
残額は、後日納めれば良いですし、合格発表後に残額を延納できるよう配慮しているところが多いようで、受験生の親御さんにとってはとても助かると思います。
予納金の締切日もきちんと把握しておきましょう。

5、延納・納入の締切日
予納で入学手続きを受け付けてもらい、最終的に入学する場合、延納金を納めます。
延納制度のない学校は、一括納入という形となります。


これらの点を押さえ、エクセルシートなどを使い、カレンダーを作成するととてもわかりやすいと思います。
また、合格発表の結果次第で受験パターンは変わってくると思います。
合格校別に受験パターンを考え、「この学校に合格した場合はどうする」かきちんと整理しておきましょう。

受験パターン別に費用を計算する

私立中学にはとても素晴らしい学習環境が用意されているのですが、やはり中学受験にはお金がかかります。

決して景気が良いとはいえないご時世ですから、きちんと受験パターン別に費用を計算し、事前に資金繰りについても考えておきましょう。

現在、私立中学側も併願受験を考慮し、受験料に一定額追加すれば複数回受けれる制度や、合格後に支払う入学金について予納金として一部入金すれば入学手続きを受け付けてもらえる制度など、家計に優しい仕組みがあります。

これらの制度を利用しながら、お子さんの未来への有効な投資を行ってください。

もちろん入学してからも、制服代、設備費、寄付、諸雑費等(学校によって様々ですが)、更に30万から40万円程度はかかりますし、遠方の学校になると定期代も無視できませんから、その点も考慮した学校選びをオススメします。

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