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栄光学園中学校 過去問分析

 首都圏私立中学の最難関の学校の一つであり、神奈川御三家の一つでもある、言わずと知れた名門校です。東京大学合格者ランキングの常連校でもあり、実績に裏打ちされた人気校となっています。 問題傾向としては全体的にバランスのとれた学力を前提として、柔軟な思考力や応用力が求められます。これは本校が量的な学習よりも質的な学習を重視していることがよく表れた傾向だといえます。 また、自由と自立の精神に富んだ校風となっており、この点も本校の魅力の一つとなっています。

算数 〈時間:60分、 満点:70点、 難易度:B-C〉

 試験時間は60分、出題数は10問程度(大問3-6、小問10問程度)となっており、一問一問じっくり取り組ませるような傾向となっています。また途中式や考え方を書かせることも特徴的です。栄光学園は量的な学力よりも質的な学力を重視しているといわれますが、その特徴が問題傾向にも表れているのでしょう。内容としては計算問題や特殊算はあまり出ない一方(旅人算等がたまに出る)、図形問題が非常に多く出題されます。図形の問題では特に立体図形がよく出ます。表面積や展開図、図形を切断したときの切り口を問う問題などです。もちろん平面図形も出ますが、応用が必要な問題となっています。また場合の数、数の性質からもよく出題される傾向があります。比・割合は速さや図形と絡めた複合問題として出される程度で、目立った特徴はありません。

 質的な学力である柔軟な思考力や応用力の前提となるのは、バランスの取れた学習と学力となります。まずは全範囲にわたって基礎的なところをしっかりと押さえましょう。基礎固めが不十分だと、柔軟な思考力や応用力は決して身につきません。そして十分に基礎力をつけた上で、栄光学園の特徴である図形と場合の数を掘り下げていくことが求められます。図形は試験会場で1から考えるだけでは時間が足りません。立体図形は普段から展開図を書いたり、図形を色々な角度から見てみたり、切り口の見取り図を描いてみたりと、探究心を持って取り組み、この分野を身体に染み込ませましょう。表面積の計算、面積・体積の計算や比なども解き方の工夫をしながら、練習を積み重ねてください。場合の数も普段から慣れ親しみ、場合の数の感覚を身につけられないと、すぐに答えを出すのは難しいでしょう。サイコロを振ったときの目の和のパターンや、すべての場合を書き出さずに場合の数を計算するやり方をうまく研究し、問題演習を繰り返しましょう。

(合格点目安 55-65%)

国語 〈時間:50分、 満点:70点、 難易度:C〉

 試験時間は50分、大問3題、そのうち2題は長文読解問題、残りの1題は漢字の書き取りとなっており、ここ数年ほぼ同じパターンとなっています。一見、大問数の割りには時間にゆとりがあるように見えますが、ほとんどが記述問題なので、実際には時間があまることはまずありません。算数同様、栄光学園が量的な学力よりも柔軟な思考力や応用力といった質的な学力を重視していることが反映された問題傾向になっています。長文読解問題では小説・物語文、論説・説明文がよく出題され、随筆文や韻文などはあまり出ません。小説・物語文では受験生と同年代の少年・少女を主人公とした作品がよく出題され、場面ごとの登場人物の心情の変化の読み取りに重点の置かれた問題傾向となっています。また、論説・説明文については内容を順序だてて整理し、理解する論理的な思考が求められます。段落分けや指示語など以前にこのメルマガでも取り上げた点を押さえられるかが鍵となります。もちろん漢字の書き取りも重要です。15問も出題され、実は配点の20%が漢字の書き取りで決まります。熟語や訓読みはもちろんのこと、同音異義語の使い分けなど、ひねられた問題も出るので、油断は出来ません。

 栄光学園では柔軟な思考力や応用力を求める傾向にあるため、漢字の書き取り以外は、知識を問う問題というのはほとんど出ません。したがって、文章を正確に読み取れる読解力と、内容を理解し、導き出した解答を自分の言葉で的確に書ける記述力を身につけることが最も重要な対策となります。読解力をつけるためにはまず本に慣れ親しむことが重要となりますが、読書をするだけでは足りません。「出典チェック」「指示語の理解」「接続詞の理解」「意味段落分け」などのポイントを押さえた学習を普段から行いましょう。また、記述力を身につけるためには、本や問題文を読んだ後に読後ノートをつくるとよいです。小説・物語文ならあらすじや登場人物のキャラクターなど、論説・説明文なら主題の要約を中心に書いていきましょう。漢字については一朝一夕で対策が出来るものではありませんから、毎日の学習スケジュールに組み込んで、計画的にこなすようにしてください。テキストはあれもこれもこなす必要はありません。一冊のテキストを仕上げる計画をたて、実践してください。特に朝の30分と、夜寝る前の30分を有効に使えるかがポイントとなるでしょう。

(合格点目安 60-70%)

理科 〈時間:40分、 満点:50点、 難易度:B-C〉

 試験時間は40分、設問数は減少傾向にあります。(以前は小問が20問程度出ていたのに、21年度では8問)その分、時間をかけて考える問題が多くなり、思考力を試される試験になっています。全体的に実験・観察・観測をテーマとした設問が多く出ます。「生物と環境」の分野からは、テーマに沿ったものではなく、幅広い知識や日常の経験を問われる問題がよく出題されます。「地球と宇宙」では天体の動きがメインですが、地層や岩石などもたまに出ます。「物質とエネルギー」からは、水溶液、つりあい、電気がよく出る傾向にあります。また、記述式の解答方法が増えてきています。考え方や理由を問うだけでなく、図やグラフを作成するものも出るため、あやふやな考えでは解答できないので、注意が必要です。

 前提として、全分野をまんべんなく理解し、暗記するものは完全に暗記しましょう。その上で、各分野ごとの対策をする必要があります。「生物と環境」「地球と宇宙」ではかなり細かい知識まで把握するようにしましょう。もちろん理科は自然科学ですから、知識を本質的に理解するためには、暗記だけではなく、普段から自然科学に興味を持ち、探究心を持って取り組む姿勢が必要です。「物質とエネルギー」については、計算問題をマスターすることがポイントです。基本を抑えた上で、典型的な例題の解法を理解し、沢山問題を解きましょう。試験では高度な問題も出るため、ある程度力がついたら、難問にもチャレンジするとよいでしょう。加えて、日常から考え方や理由を答えたり、図やグラフを作成したりする問題にも触れるようにし、答案練習を積んでおくことも重要です。

(合格点目安 55-65%)

社会 〈時間:40分、 満点:50点、 難易度:C〉

 試験時間は40分、設問数は20問前後で、比較的時間的なゆとりを持てる試験となっています。栄光学園の特徴としては、一つのテーマに沿いながら解答していく、総合問題となっていることです。ただし、一つのテーマを設けず、いくつかの独立したテーマを取り上げる形式の年度もありますので、注意が必要です。例えば、平成21年度は「日本の都」をテーマに、各時代の都の政治・文化や位置、関連する歴史上の人物、現在の首都圏の様子など、地理・歴史・公民からまんべんなく出題されています。その中でも地理・歴史、特に産業に関することが重視される傾向があります。また、単純な知識量を問われる問題は少ない一方、記述で答える問題が非常に多いことも特徴の一つです。記述については原因や理由だけでなく、自分の考えを述べる問題もあるため、思考力や応用力が求められる問題となっています。

 単純な知識量を問われる問題が少ないからといって、基本的な知識を身につけることをおろそかにしないようにしましょう。ただし、単純に一つ一つの知識を身につけるのではなく、お互いの関連性や全体の流れなどをつかむような学習をしましょう。歴史では時代背景や歴史の流れを理解することが必要です。また、地理では知識だけでなく、与えられた文章や表などの資料から必要な知識を取り出し、分析することも大切です。これらに共通することは、「考える力」が求められるということです。これは社会の勉強だけでなく、国語力や普段から探究心を持って物事に臨んでいるかが問われてきます。6年間の学習全体の成果が表れる科目と考えて、学習に取り組みましょう。

(合格点目安 60-70%)

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