【逆転の法則】小学生であるということを心から理解してあげる

 突然ですが、これをお読みの皆さまご自身はどのような小学生でいらっしゃったでしょうか。当時から首都圏に住んでいらっしゃった方も多いでしょうし、当時は地方で野原を駆け回っていたという方もいらっしゃると思います。

 私自身は小学生時代、静岡県の浜松市と兵庫県の神戸市で過ごしました。ちょうど3年生の3学期から神戸に転校したのですが、その時に経験した友達との別れは今でもはっきり思い出すことが出来るほど印象深いものでした。

 さて肝心の勉強の時間になると、できるだけ逃げることばかり考えていたのが正直なところです。母の見えないところでマンガを読んでみたり「のどが渇いた」「おなかがすいた」などの言い訳を思いつくだけつぶやきながら休憩ばかりを繰り返してみたりと、小学6年生、つまり12歳の子どもが抱いていた勉強に対する姿勢としては実に自然だったと当時を振り返ります。

 でも、そんななかでも勉強に向かう姿勢を決して崩さずに、さらにここまでこられたのは紛れも無く両親のおかげだと思います。このような場で私個人的な両親への感謝を表しても皆さまにとっては迷惑かとは思いますが、ここでひとつだけお伝えしたいことがあります。それは、お子さまはたとえお子さまなりであっても、着実に前へ進んでいるということです。どうしてもお母さまお父さまの期待が先行してしまい、「もっとできるはずだ」「なんでまだこんなものもできないのか」とつい口走ってしまうというご相談も毎日のようにお受けします。しかし、そういう気持ちになってしまう時こそ、ふと冷静になってこう自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。これは良い意味で、「一体12歳の子どもに何ができるのだろうか?」と。

 ちなみに、お子さまが生まれてはじめて言葉をしゃべった時のことを覚えていらっしゃいますか?どんな言葉だったかはもちろん人によって違います。「ママ」とか「ブーブ」とか。さて、その言葉を聴いた瞬間、そこにいたお母さまとお父さまはどれほど喜んだことでしょうか。まさか、「何が『ママ』だ!ちゃんとした日本語をしゃべりなさい!」なんて叱らなかったはずです。「良かったね、よくしゃべれたね。」「よくやったぞ!

 お子さまが日々のお勉強で、お母さまやお父さまのご期待に沿えない瞬間もあるかとは思います。でも、今お子さまは、まるで赤ちゃんが言葉をひとつずつ覚えていくのと同じように、一段ずつ着実に、受験という階段をのぼり進めている最中だということを忘れないでいてあげてください。

このコンテンツの公開日時 : 2007年04月30日 16:21

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