【暗記術をマスター】一度覚えた内容を、別の覚え方で反復する。

 これは覚える方法というより、忘れないための方法だと考えるのが良いでしょう。特に6年生は、この作業がきわめて重要になります。一度覚える作業をしたものを、最初とは違う方法で復習をする感覚を養っていきましょう。

 例えば歴史の年号を効果的に暗記する方法を考えていきます。

 まずはじめは単語をそれぞれ単発的に覚えようとします。ゴロに当てはめたり、絵や写真をセットで捉え、印象深くなるように工夫したりします。

 ここからがこの話のポイントです。もちろんこのまま年号を覚えておけば良いのかもしれませんが、より深い定着を目指すのであればさらなる学習が当然必要です。ここでは「年表式に書き換えて覚えなおす」という方法を試してみましょう。

 先ほど覚えた年号は、今の段階ではそれぞれがバラバラの状態で脳にインプットされているといえます。これをもう一度脳の外に引っ張り出し、年表という新しい枠の中にまとめます。このとき、一度インプットされた年号がアウトプットされますが、ここでまず記憶の再構成が行われます。皆さまも何度も口にするお友達のお名前から先におぼえていきますよね?それと同じメカニズムです。脳から出すという作業も暗記方法のひとつです。

 さらに、アウトプットされた年号をまとめていく過程でそれまでバラバラだったたくさんの年号は「年表」という枠の中でつながりを生みます。たくさんの点が、線となっていくイメージと表現すればよろしいでしょうか。さらにはそれぞれのつながりに因果関係などが見出せると、より安定して記憶するきっかけとなります。

 結果として脳に収納されている“点”としての年号は、“線のつながり”をもった年表として再び脳にインプットされます。こうした作業の繰り返しこそが有効的な復習といえます。特にラスト1年は、それまでと違って既習内容を応用する力が問われる問題がほとんどですので、重要語句だからといってそれ単体で暗記するだけでは足りないということを認識しなければなりません。だからこそ、こうしたアウトプットの方法を考える必要があるのですね。

このコンテンツの公開日時 : 2007年03月09日 23:34

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