【気の持ち方】いつになったらケアレスミスが“ケア”される?

 いままでの模試で、「このミスさえなければ偏差値が上がったのに…」と悔しい思いをしたというお子さまは少なくないことでしょう。そのような問題に限って後からやり直すとすんなり解けてしまって悔しさが倍増なんてことも多いのではないでしょうか。

 これはいわゆるケアレスミスと言われるものですが、大きく二つに分けて「(広義の)計算・漢字ミス」と「問題の意味(聞かれていること)の取り違え」があります。普段の家庭学習から字をきれいに書くことや検算を忘れずに行うなど心がけているかとは思いますが、それでもケアレスミスは起きてしまいます。このにっくきケアレスミスはどうして起こってしまうのでしょうか?

 それはお子さまがプレッシャーをうまくコントロールできてないことが大きな理由だと言えます。プレッシャーと上手く付き合えないと難しい問題にあたったときに頭が真っ白になって何も考えられなくなったり、解けるはずの問題もミスしてしまったりする場合が多々あります。そして、やっかいなことにケアレスミス自体が新たなプレッシャーとなり、悪循環に陥ってしまいます。しかし、プレッシャーと言っても悪いことばかりではありません。適度なプレッシャーはむしろ集中力が高まり、いつもどおりの力だけでなく、それ以上の力を発揮できることがあります。つまり、プレッシャーを味方につけようということです。

 実際にテストでは制限時間が決められており、それが焦りを生み、過度なプレッシャーとして感じているわけですよね。実のところ、ここで感じるプレッシャーはあくまで心理的なものですので、発想の転換さえできればある程度コントロールすることが可能です。では、お子さまがあまりプレッシャーを感じないというシチュエーションにはどのようなものがあるでしょうか。あまり難しく考えず、普段の生活レベルで考えてみましょう。ここでプレッシャーを感じる大きな要因を改めて考えると、やはり“(残り)時間”というキーワードを外すわけにはいきません。

 今日から2月1日まで何日あるか数えたことはありますか?この残り時間の捉え方ひとつでプレッシャーはコントロールできるわけです。例えば今日から2月1日までが残り150日としましょう。「もう150日しかない…」と考えるのではなく「まだ150日も残っている!」と考えると気持ちは楽になりますよね、とここまではよく耳にされると思います。しかし、ここではもう一歩進んだ考え方をシェアしていきます。

 簡単に言ってしまえば、「もう150日しかない」と焦ることです。

 「えっ…?」と思われて当然です。まさに矛盾した話に見えると思います。ですが、非常に大事な考え方ですので参考にしてみてください。

 プレッシャーはどんな偉人でも全く無くしてしまうことはできません。ただ、誰でも慣れることならできそうではないですか?勘の鋭い方ならもうこの話の真意がお分かりいただけたと思います。そう、せっかく本番が近づいているので、適度なプレッシャーの中で家庭学習をして、プレッシャーに慣れましょうということです。

 そう考えると、家庭学習の間は緊張の度合いをコントロールしやすいのです。一番簡単にできるのは、勉強中の制限時間をかなり厳密なものにすることです。例えばこれまで「今日は算数の“旅人算”というテキストを1時間やって、その後で国語を45分・・・。」という感じでやられていたのものを、できるだけ細かく制限時間を設定する。「じゃあ平成16年度の何々中学の算数の過去問を本当は50分で解けば良いけども、今回は40分で解いてみよう。」といった感じでしょうか。

 もちろん、やたらと制限時間を短くするだけでは意味がありません。リラックスとプレッシャーのバランスを上手くとるように心がけることが必要です。

このコンテンツの公開日時 : 2007年03月08日 00:11

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