【気の持ち方】“つい”言ってしまう。でもそれが致命的。

 「なんでこんな問題もできないの!」

 思わずこう怒鳴りつけてしまったことのあるお母さまお父さまはどれくらいいらっしゃるでしょうか?

 たしかに、こう言ってしまうお気持ちはよく分かります。実際に、こう言ってしまって親子関係がギクシャクしているというご相談は毎日のように舞い込んできますからね。

 とはいえ、このように怒鳴ってしまうことがお子さまにとってあまり良い効果を与えないということは言うまでも無く感じていらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、どうすれば“つい”口にしてしまうこうした感情を抑えれば良いかを考えていきます。

 これは私がいろいろな本やセミナーなどに参加して得た知識をまとめたものです。心理臨床カウンセリングに関するお話で、ここ数年で急速に普及しつつある考え方だそうです。

 簡潔に説明しますと、これまで「原因を追究する」というのが主流であったものが「結果を追求する」という手法にシフトしているということです。ここで一例を挙げてみます。

 ある生徒が、自分の成績が著しく落ちてしまったことで悩んでいるとします。その彼はそれが原因で勉強への気持ちが薄れています。こうした生徒を臨床心理学的にサポートするとき、これまでの「原因を追究する」方法であれば、

 「なぜ成績が落ちたのか?」

→ 「勉強をせずに遊んでしまったから」

→ 「なぜ大事な勉強を後回しにしたのか?」

→ 「一度取り組もうとはしたがどうしても友人からの誘いを断れなかった」

→ 「なぜ断れなかったのか?」

→ …

という風に話が展開していきますよね。

 対して「結果を追求する」という手法であれば、

「これから勉強に対してどうしていきたい?最終的にどのような状態になりたい?」

→ 「まずは得意な算数くらいは平均点に戻したい。さらに他の科目も平均点レベルまで底上げしたい。」

→ 「そのための第一歩として今、何ができそう?」

→ 「まずは今回の復習をする。それか次の授業からはノートの書き方を変えてみようかな…」

というようになります。この説明だけでは分かりづらいかもしれませんが、イメージは捉えていただけるのではないでしょうか。前者だとどうしても生徒のたどった経緯を否定するスタンスに傾きますが、後者は対して今後の展望に関して話がすすむので前向きな印象を受けます。もちろん、普段からこうしたことを意識されている方も多いかと思いますが、もし、お子さまとの接し方でお悩みのお母さまお父さまがいらっしゃれば参考になると思います。

 ただし、私は専門家ではありませんので間違いなどありましたらご指摘いただけると幸いです。その際は心よりお詫び申し上げます。

このコンテンツの公開日時 : 2007年03月07日 23:35

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